白衣やユニフォームを着ているのは…高校生です。愛媛県松山市の愛媛生協病院で行われた職場体験には、県内15校からおよそ60人が参加しました。

このうち放射線技師のコースに参加した生徒たちがやってきたのは「MRI室」。ここで見せられたのはあるものの断面です。

「何が映っているか、分かる人いますか?」

正解は、メロン。身近なものを通して強力な磁石と電波で内部を描写する、MRI検査について学びました。また、医師のコースでは心肺蘇生に挑戦。

心臓マッサージの方法やAEDの使い方を教わり、人命救助の知識を深めました。

また、人工皮膚を使った「縫合」の体験では、細かな作業に苦戦しつつも、外科医からアドバイスを受けながら傷口を丁寧に縫い合わせていました。

(参加した高校生)
「医師になりたいと思いました」
「将来、救急の患者がいたときに実践できるように、これから頑張りたいと思います」

生徒たちは医療の仕事のやりがいを肌で感じ、将来への目標を新たにしていました。