火口周辺に噴石が飛散する状況を想定…
訓練では、弥陀ヶ原で噴火警報(噴火警戒レベル2)が発表され、火口周辺に噴石が飛散する状況を想定します。実施内容は大きく2つに分かれています。
1つ目は「情報伝達・避難誘導訓練」です。噴火警報が発表された際の避難促進施設における初動対応の確認が行われます。
2つ目は「救助・搬送訓練」です。雷鳥荘から室堂ターミナルへの避難中に小規模噴火が発生し、避難者数名が負傷したという想定で、救助・搬送の手順を確認します。
訓練には富山県や立山町をはじめ、富山地方気象台、陸上自衛隊第14普通科連隊、富山県警察本部、富山県防災航空センター、立山町消防本部が参加します。また、みくりが池温泉、雷鳥荘、剣御前小舎といった避難促進施設も訓練に加わります。
訓練を通じて、関係機関の連携強化と火山防災対策の充実を図る狙いがるとみられます。
