太平洋戦争中、長崎への原爆投下や鹿児島市の戦災の写真や資料が展示されている企画展が鹿児島市で開かれています。

この企画展は鹿児島市の中央公民館で鹿児島市と長崎市が開催したものです。

原爆で被災した長崎市街の写真や資料のほか空襲によって被災した鹿児島市街の写真や、戦時中に使われていた生活用品などおよそ200点が展示されています。

16日は講話も開かれ、長崎市で6歳のときに被爆した八木道子さん86歳が当時の経験を語りました。

(長崎で被爆 八木道子さん)「ピカッと光ると同時にドーンと爆発した。今でも放射線で苦しめられている。私たち被爆者が『核兵器だけはやめて』というのはそれが理由」

(講話を聴いた中学2年生)「初めて被爆者の話を聞いてこういうことがあったと、次の世代に繋いでいかないといけないと感じた」

(講話を聴いた小学4年生)「苦しい気持ちが分かった。これから戦争をしてはいけないと思った」

企画展は入場無料で、17日の午後5時まで開かれ八木さんの講話も午後2時から予定されています。