事故に関する資料がほとんど残されていない中、角三さんは船を所有していた会社の事故報告書を入手します。
角三 外弘さん
「事故の裏付けになる資料がこれ。亡くなった人の名前がちゃんとある住所生年月日が書いてある」
ふるさとで起きた悲劇を語り継ぐため、角三さんは当時勤務していた小学校の子どもたちと第二能登丸海難事故を題材にした紙芝居をつくりました。

角三外弘さん
「知っているのと知らないのとではやっぱり、上っ面からしか見られない。戦争でもあっちでも戦争あったこっちでも戦争あった。『ああ、そうなのか』ではなくて自分たちの所でもこんなふうになったんだと」