自社の強みを活かして夏休みの宿題「自由研究」をサポートする企業が増えています。その狙いとは?
自由研究“お助け”プログラム
「スピーカー、取れました!」

子どもたちが、夢中で分解しているのは本物のCDラジカセ。
これは電機メーカー『ソニー』が主催する「CurioStep サマーチャレンジ2025 モノのしくみを知ろう 第37回分解ワークショップ」(※応募終了)で、自社製品を分解して中の仕組みを学んでもらおうというものです。
※感電・火災・ケガなどの原因となるため、一般の方は製品を分解しないで下さい

お菓子メーカーの『江崎グリコ』では、お馴染みの「ビスコ」に使われている生地やクリームを使った“オリジナルのビスコ作り体験”もできる「お菓子工場で自由研究2025~ビスコと乳酸菌のヒミツ~」を開催。(※イベントは終了)

他にも
▼『ドミノ・ピザ ジャパン』⇒ピザアカデミー「ドミノサマースクール~自由研究コース」(8月31日まで開催・一部店舗除く)
▼『東京ドームホテル』⇒夏休みにもっと楽しく学ぼう!ホテルのお仕事体験(※イベントは終了)など、幅広い業種で“自由研究の手助け”に乗り出しています。

8月30日まで!「工場見学」で学ぶ
茨城県五霞町にある『ヤクルト本社 茨城工場』で8月30日まで“無料”で開催しているのは「ヤクルトの工場見学で自由研究!!」(※HPより予約)

工場長・長谷川能弘さん:
「どんなところに気を付けながら安全安心な商品作りをしているのかを学んでもらえる」
事前に配られたワークシートを使い、工場見学を通じてヤクルトの製造工程や衛生管理などを学ぶことができます。

「タンクが一番面白かった。とてもデカいなと思って」(小4女子)
「色々知れて楽しかった。自分のノートとかに書いて自由研究で出そうと思う」(小5男子)

それにしてもなぜ、ヤクルトが自由研究の題材提供を行っているのでしょうか?
総務課主任・長濵美香さん:
「課題として提出する内容が無い…というお客様もいて少しでも役立てればと。元々は利益を出すための意味合いではスタートしていないが、沢山のお客さんに飲んでもらえれば」