青森県鰺ヶ沢町で300年以上続く伝統行事「白八幡宮大祭」が、コロナ禍での中止を経て8年ぶりに始まりました。
白八幡宮大祭は、津軽藩の指示で340年以上前に始まった地域の安寧を願う行事で、祇園祭の流れをくむことから“津軽の京祭り”とも呼ばれています。古式ゆかしい装束を身にまとった人たちが、八幡宮の御神体をのせた神輿を担いで祇園囃子が鳴り響くなかで町内を巡ります。
従来は、4年に1度の祭りですが、コロナ禍や大雨被害の影響で中止となっていたため、今回は2017年以来8年ぶりの開催となりました。
鰺ヶ沢町民
「元気もらえた」
「懐かしいですね。(4年後も)ずっとこのまま続いてくれるとありがたい」
「若い人に覚えていってもらって、引き続きずっと後継者を作っていかないとね。ずっと続けてほしい」
白八幡宮大祭は明日15日、各町内で山車(やま)が自由運行し、明後日16日には再び神輿が町内を巡ったあと、御神体が八幡宮に戻されます。