赤沢賃金向上担当大臣が14日午前福岡県庁を訪れ、最低賃金の引き上げについて福岡県の服部知事と意見交換を行いました。
大臣は、「福岡県が中央の目安を上回る引き上げを行い、牽引役になってほしい」と述べました。
14日午前10時、赤沢賃金向上担当大臣が福岡県庁を訪れました。
最低賃金をめぐっては、厚生労働省の審議会が、今年度の改定目安として福岡県では63円引き上げることを示していて、実現すれば、初めて1000円を超えることになります。
赤沢大臣は、最低賃金が審議会の目安を超えて引き上げられた場合、国の補助金などを使い重点的な支援を行う方針を強調しました。

赤沢亮正 賃金向上担当大臣
「全国平均の引き上げの牽引役となっていただきたいと期待しておりまして、中央の目安を上回る引き上げを実現するよう、ぜひともお力添えをお願いしたい」
これに対し服部知事は、「着実な引き上げは重要だと考える」としたうえで、「中小企業などについては経営環境の悪化につながりかねない。しっかりとした支援が必要」と述べました。