鹿児島県の霧島市や姶良市の一部地域で続いていた断水は、解消されつつあります。こうした中、お盆休みに入り、ボランティアの応募者数が増えています。

姶良市重富では、13日昼前から断水が徐々に解消しています。東京に単身赴任し帰省した男性は、泥で汚れた玄関周りをさっそく水で洗い流していました。

「水が出ないから家族は吉野(鹿児島市)に避難。(水が出て)ほっとしている」

霧島市と姶良市では水源につながる配管が破損するなどし、これまでに最大で3万7000戸が断水していました。

霧島市では配管の修理が完了し、断水は13日朝までに全て解消。

姶良市でも13日午前から配水が再開し、木場・堂山・山花地域を除く姶良地区のおよそ1万5000戸があす14日までに復旧する見込みです。
加治木地区では、小山田地域の一部を除いて17日までに復旧する見通しです。

こちらの住宅では、災害ボランティアも加わり、復旧作業をしていました。

(住民)「取り除く土砂の量が著しく多いので、人手がないときつい。本当にありがたいのひと言」

住宅被害が甚大だった姶良市と霧島市ではこれまでに、全壊があわせて2件、床上浸水が305件、床下浸水が364件確認されています。

お盆休みに入り、災害ボランティアの応募は増加していて、12日と13日の2日間であわせて400人以上の応募が寄せられています。

(鹿児島市から)「あすは我が身なので、こういう時こそ助け合える社会であれば良い」

姶良市と霧島市は引き続き、災害ボランティアを募集しています。

姶良市は加治木福祉センターで午前9時から午後3時まで、霧島市では国分総合福祉センターで午前9時から午後4時まで受け付けています。