JR西日本中国統括本部によりますと、13日午後1時13分頃、因美線の因幡社駅から智頭駅の間を走行中の特急列車「スーパーはくと5号」の運転士が、振り子装置に不具合を感じ、車両確認をするなどしたため、特急などに遅れが出ました。

この列車は大阪駅を午前10時56分に出発し、倉吉駅に午後2時5分に到着予定でしたが、運転士が走行中に不具合を感じたため、米子指令所に連絡。
その後、車両保守担当者が鳥取駅停車中および鳥取駅から倉吉駅間の走行中に確認しましたが、不具合は認められなかったということです。

振り子装置とは、曲線区間を走行する際に車体を傾斜させることで、乗り心地を向上させるための装置です。

この影響で、因美線と山陰線の計6本の列車に遅れが生じました。
内訳は、特急「スーパーはくと」2本、特急「スーパーいなば」1本、因美線の普通列車1本、山陰線の普通列車2本で、最大で42分の遅れとなっています。

影響人員は約700人ということです。