サービスエリアの 新・トイレ事情
このような中、トイレ休憩で立ち寄ることも多い、高速道路のサービスエリア(SA)では改善が進んでいます。
北熊本SA(下り)では、利用率のデータを集めて必要な個数を設置しました。男女ともに10以上増やして、それぞれ27に揃えました。女性用トイレに行列ができることは、ほぼないといいます。

ネクスコ西日本施設第1課 新村祐太さん「このエリアに必要な個数はいくつかと計算した上で改修しているので、ここのSAに関しては女子トイレ男子トイレ同数程度の規模」
トイレの回転率を上げる改修って?
これまでは、トイレの奥が使用されているか分からず、それが原因で行列になることもありました。
そこで入り口にモニターを設置し、ドアにセンサーを付けることでトイレの使用状況を「見える化」し、パウダーコーナーも完備しました。

そこにはこのような狙いがあるといいます。
新村さん「パウダールームを設けることで回転率が上がる効果がある。トイレ内で化粧をしている機能は別で持たせる必要があると考えているので、今回このような改修になりました」
百瀬さんは、“トイレの平等”について次のように考えています。
行政書士 百瀬まなみさん「人生でどれだけトイレで待って苦しい時間を過ごしているのかと思うと腹立たしい。広さが平等ということではなく、個数の平等を目指してほしい」