全国大会で上位入賞!生徒たちが絶賛する"生花部"

学校創立当時からある伝統の生花部では、型にとらわれない自由な表現を特徴とする「草月流」の生け方を学んでいます。

生花部部長 秋田幸龍さん(建築科3年)「感性もありますし、先生の教えもちゃんと聞いて生けています」

IMP. 鈴木大河さん「生花が好きって、かっこいいですね」

草月流では、軸を決める「真(主役)」「副(脇役)」「控(花)」という立体的な表現方法に沿って、剣山が二等辺三角形になるように生けるのが基本です。

実は大河さん自身も幼少期に祖母と母親から生け花を教わった経験があるといい、「このお花に囲まれる感じが懐かしい」と部活動の雰囲気に浸っていました。

生花部が特に力を入れているのが「花いけバトル」。即興で花を生ける技術と出来映えを競う競技です。金沢市立工業高校は全国大会でも上位の成績を収める強豪校。授業で学んだ立体構造や物づくりの正確さを活かして、空間を美しく見せる生け方を得意としています。

生花部の生徒「葉物を使って、空間をより大きく使ってます。」

IMP. 鈴木大河さん「規模が大きくなっても、基礎は変わっていないってことですよね。」

生徒に生け花の魅力を尋ねると、「大きさだったり、色彩だったり、スピード感もみんな違うんですけど、みんな良い。」「自分を表現できる唯一のもの」と熱く語ります。この言葉に大河さんは、「僕も日々アーティスト活動をしていて、そういう部分ってなんか共通するところがありますね」と共感していました。