美味しいだけじゃない 「冠苺」が地域にもたらす効果

出水キャスター:
今回「全国夏いちご選手権」には28品目が出品されました。見事1位に輝いた「冠苺」は1パック11個入りで1500円~ということです。
通常、1株で5粒以上の作るそうですが、冠苺は1株で3粒に間引いているため、旨みや酸味が濃縮されているということです。
現在ハウス栽培していて、ハウス増築する予定で、「今後はネット注文も始められたら」と話していました。
井上キャスター:
(吉和地区は)取材したときも涼しかったですか?
出水キャスター:
気温は30度を切っていて、風が涼しく感じられました。夜の時間帯は10度台ということで、朝も結構寒いと感じる日もあるということです。
井上キャスター:
避暑地として暮らせそうな場所ですね。

出水キャスター:
実は吉和地区、「西の軽井沢」と呼ばれていて、スキー場や温泉、釣りなど非常に豊かな観光資源もある地域です。ただ一方で、非常に過疎地域で、人口が減っており、2025年現在は556人しか暮らしていません。
そこであえて吉和地区出身ではないオーナーが、この吉和地区に惚れ込み、寒暖差を生かしてイチゴ作りを始めたということです。

栗田代表は、「吉和地区が過疎地域で、看板となる農作物で雇用を生み出したい。夏イチゴは海外産が7~8割を占めていることから、国産の夏イチゴは需要があるのでは」と考えて勝負に打って出たということです。
実際に、この地域で雇用も生んでいるそうで、こういった地域の盛り上げ方はいかがでしょうか?

岸谷蘭丸さん:
こういう地域は、自然がすごいというのも間違いないと思います。大きな自然のもとで、美味しいものをいっぱい作って、東京の我々に売りつけてもらって、いっぱい払わせて欲しいです。こういうところを守りたい。
出水キャスター:
こうしたしっかり実績のある事業があると、若い方も来やすくなるのではないかと粟田さんも話していました。
井上キャスター:
吉和地区の人口の推移を表したグラフを見ても、減少トレンドではあるものの増えていますよね。もう結果が出始めているのかもしれませんね。
==========
<プロフィール>
岸谷蘭丸さん
イタリア名門ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などについて発信














