125球投げ切ったエース「悔いはない」
兄が見守る中、大嶋は多彩な変化球で相手打線を翻弄。4回ウラ、2アウト満塁のピンチを迎えますが、ピンチをしのぎ、6回まで1失点の好投を見せます。

大嶋投手の兄・颯太さん「まぁ打たれてはいるけど、要所要所抑えて哲平らしいピッチングができている」
この好投を援護したい打撃陣、1点を追う7回、1アウト3塁のチャンスをつくると、6番・鈴木のレフト前へのヒットで同点に追いつきます。しかし、6回までに97球を投じていた大嶋。徐々に球が甘くなり、7回に1点、8回に4点と山梨学院に連続で得点を許します。
5点差で迎えた9回、聖光はノーアウト満塁のチャンスをつくりますが、反撃及ばず2対6。聖光は初戦敗退となりましたが、125球を投げ切った大嶋は「悔いはない」と話します。
聖光学院・大嶋哲平投手「兄からはずっと応援してもらっていたが、勝利という形を見せられなかったので申し訳ない悔しい気持ちが一番だが、自分としてこの甲子園でこんなにもすばらしい仲間と野球できたことに悔いはない」