空襲を語り継いでいきたい
坂詰龍吉さん(1991年の取材より)
「爆弾落った穴の縁から約10メートルくらい離れた所でうつ伏せになっている。それで早速、すぐこう見たけど、やっぱりこう爆風でもって地面に叩きつけられたために前の方だけ全部内出血ですね。それが要するに即死の状況ですね」

この年、公園に空襲を伝える碑が建てられました。
坂詰龍吉さん(1991年の取材より)
「戦争の痛ましさを語ったって、なかなか時代が経つにしたがって、消えていくだろうと。できるならば、これを将来永久に語り継いでいただきたい」

直江津空襲を語り継ぐため、独自で調査をしてきた田辺松蔵さん。当時を知る人がほとんどいなくなる中で、貴重な資料や証言を集めてきました。
田辺松蔵さん(86)
「3年くらい前にも15、6人、みんな黒井の人とかに聞いたんですけど、ほとんど細かく分かる人がいないですね」
田辺さんが調査する直江津空襲の記憶。
その資料と証言は後世に多くの教訓を伝えます。
田辺松蔵さん(86)
「こういう戦争関係は決してやりたくないですね。平和を考えるよすがにするような、そういう地域にしたいなと思いますね」
