工場地帯を狙ったとされる空襲 しかし…
田辺松蔵さん(86)
「大体の穴の位置。私が見た穴の位置」

「直径10m位あるかな。丸い大きな穴が開いて、土がこう盛り上がって、穴の深さが2~3m。そして、そこに水が溜まって」
田辺さんが推定する爆弾の落下場所のうち、北側の4か所は田辺さんが実際に穴を目撃していました。
日本海から南に向かって飛んできたB29。当時、直江津には信越化学のカーバイト工場があり工場では300人ほどの捕虜が働いていたということです。

B29は直江津の工場地帯を狙って爆弾を投下し、工場に命中しなかったと言われていますが…
田辺松蔵さん(86)
「(捕虜に対し)『いずれ、すぐ迎えに来るぞ』というような合図だったっていうことも聞いています。工場を避けて田んぼに落としたと」