今年は戦後80年です。原爆の惨禍を繰り返さないようにと、山口県周南市で高校生が描いた原爆の絵が展示されています。

広島に落とされた原爆によって全身が焼けただれ、まちをさまよう人に、防火用水の中で立ったまま骨になった人。周南市シビック交流センターで開かれているのは、「高校生が描いた原爆の絵画展」です。

広島市の基町高校の生徒が、被爆体験者から聞いた話をもとに描いた絵の複製およそ30点が展示されています。

当時を知る人が減っている中、原爆の恐ろしさを感じ平和について考えてもらおうと、「被爆80年原爆絵画展周南実行委員会」が開きました。

被爆80年原爆絵画展周南実行委員会 内藤みどりさん
「むごい、本当地獄です。それを見てほしい。いかに核兵器が怖いものか、人類とは共存できないものか、それをくみ取っていただければと思います」

「高校生が描いた原爆の絵画展」は、あす13日まで開かれています。