夏の甲子園6日目のきょう、県代表の日大山形が県立岐阜商業と対戦しました。

2年ぶり20回目の甲子園で、ベスト8を目標に掲げる日大山形。

1回戦の相手、県立岐阜商業は3年ぶり31回目の出場で、夏1回、春3回の全国制覇を経験している名門です。

試合は初回、日大山形が送りバントなどで1アウト2塁3塁のチャンスを作ると、4番佐藤のショートゴロの間に日大山形が1点を先制します。

先発の小林は要所を抑えるピッチングで、4回まで岐阜商業相手に得点を与えません。

試合が動いたのは5回裏、岐阜商業の攻撃。1アウト2塁から7番横山のライトへのタイムリーで同点に追いつかれると、9番渡辺にもレフト前に運ばれ、岐阜商業が逆転します。

追いつきたい日大山形は6回表、パスボールなどで3塁までランナーを進めますがチャンスを生かすことが出来ません。

6回表の攻撃終了後には雨足が強くなり、およそ1時間の中断に。

試合再開後、日大山形は先発の小林に代えて2番手ピッチャー本田を投入。

迎えた7回裏、岐阜商業の攻撃。1アウト満塁から三遊間を抜けるタイムリーと押し出しで2点を追加されると、続く投手陣も粘れずこの回一挙4得点を許し岐阜商業に大きくリードされます。

6対1で迎えた最終回。日大山形は2アウト2塁・3塁の場面で代打の土田。初球をセンター前に運び、2点を返します。

しかし、反撃もここまで。3対6で敗れ、初戦突破とはなりませんでした。

日大山形 小林永和 投手「日大山形の熱く、泥臭く、粘り強い野球が出来たと思う。自分たちが成し遂げることができなかったベスト8を達成してほしいですし後輩たちに託します」