石川・内灘町の海岸で11日午前、身元が分からない男性の遺体が見つかりました。

石川・内灘海岸では9日、ベトナム国籍の20代男性が海に流され行方不明になっていて、警察は遺体が男性の可能性もあるとみて身元の特定を進めています。

9日午後5時すぎ、内灘海岸で「外国人男性3人が流されている」と警察に通報がありました。

金沢海上保安部によりますと、流されたのはいずれもベトナム国籍の男性で、2人は自力で浜辺に戻りましたが、内灘町に住む20代男性の行方が分かっていません。3人が流されたのは海水浴場の遊泳が許可されたエリアの外側でした。

サーファーの男性「いつも通りトレーニングしてたら救急隊の人たちがいっぱい来たので何事だと」

捜索にも加わったというサーフィンをしていた男性は、陸側から沖合に向かう「離岸流」によって流されたのではないかと指摘します。

サーファーの男性「足が着いていたとしても下半身だけ持ってかれるような状態の流れがあります。僕らはサーフボードに乗って戻ってこれますけど、海水浴の人は浮き輪だけなので(自力で戻ってくるのは)難しいと思います」

警察と消防などが捜索を続けていましたが、11日午前10時ごろ、内灘海岸から北におよそ5.5キロ離れた権現森海水浴場と西荒屋海水浴場の間の波打ち際で身元の分からない男性の遺体が警察のヘリコプターによって発見されました。

警察によりますと遺体は黒っぽいの半袖シャツを身に着けていて、顔は判別できない状態だということです。

警察は発見された遺体が行方不明となっている男性の可能性もあるとみて身元の特定を急いでいます。