福岡県や佐賀県では11日夕方にかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

福岡県などで線状降水帯の発生が相次ぎ、局地的に猛烈な雨が降りました。

9日未明の降り始めから11日午前6時までの降水量は、福岡県宗像市で469ミリ、福岡市西区小呂島で396ミリと24時間の降水量は観測史上1位となり、各地で土砂崩れや浸水被害が相次ぎました。

宗像市野坂の農園 水上ファーム 水上拓哉さん
「この地域では結構高低差がついていて水害には強いと思っていたんですけど、ここまでなったのは初めてですね」

視聴者提供

福津市畦町では10日午後6時前、「高齢の男女2人が川に流された」と通報があり、現在、警察や消防などが捜索しています。

新宮町の相島に、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」が発表されているほか、多くの自治体に「避難指示」が出されています。

福岡県や佐賀県では11日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあり、12日正午までの24時間に降る雨の量は、福岡県と佐賀県で150ミリと予想されています。

これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や氾濫などにも警戒が必要です。