10日午後4時ごろ石川県輪島市中心部と門前町を結ぶ国道249号の中屋トンネル近くで大雨による土砂崩れなどが発生し車6台の合わせて11人が一時トンネル内に取り残されました。

奥能登土木総合事務所によりますと10日午後4時ごろ中屋トンネルの門前側で土砂崩れが発生し出入口が土砂でふさがれていることをパトロール中の職員が確認しました。職員がUターンして輪島市側に向かったところ反対側も仮設の桟橋が大雨で冠水し通行できなくなっていたということです。土砂崩れと冠水により車6台の合わせて11人が一時、トンネル内に取り残されましたが川の水位が低下したためおよそ3時間後に輪島市側から全員、救出されました。けが人はいませんでした。

中屋トンネルは去年の能登半島地震と奥能登豪雨で土砂が流入したほか内部が崩落するなどの被害を受け、7月に通行が再開したばかりでした。国土交通省能登復興事務所では天候を見ながら11日朝から復旧作業を進めることにしています。