■企画したのは大学病院の小児科医「笑顔を提供したい」

いま大人気のレースを香川でも開きたい、と準備を進めてきたのは、川口幸穂さんです。


(実行委員会代表 川口幸穂さん) 
「香川のこの美しい景色で、『ティラノサウルスを走らせたい!』と企画しました。もともと、私の職業は大学病院の小児科医なんです」


川口さんは小児科医として日々、医療に携わっています。入院期間が長い子どもたちやその家族と向き合う中で、病気を治すだけでなく、健やかな生活を支援したいと考えるようになりました。

教授や同僚も、川口さんを応援しています。


(香川大学 日下隆教授)
「川口先生は何かああいったイベントを通して、ものごとを変えていくというかね。そういう人じゃないかなと思っていたので」


(川口幸穂医師)
「お祭り系ですよね。完全に」
(日下教授)
「そう、お祭り系なんです。それが、やりだしたかと。やっとやりだしたかと」


(川口幸穂医師)
「闘病っていう側面だけじゃなくて、生活の面だったりとか退院後の通院といったところとかも、家族一丸となって闘わなきゃいけない」

(川口幸穂医師)
「そういった方たちに、『楽しい』とか『笑顔』とかを提供したいなと、思ったのが、今回のイベントを開こうと思ったきっかけです」