■“身だしなみ”厳しい業種は?

良原キャスター:
のびのび働けるような現場になっていくなという気がします。

一方でまだ厳しいルールが多くある職場もあるようです。服装・身だしなみ、職場での決まりがありますかというアンケートです。連合調べによると、1000人の方に伺って「ある」と答えた方が57.1%と半分以上となりました。

さらに、決まりの「ある」業種として多かったものがランキングで出ています。
3位が卸売業・小売業(約66%)、2位が金融業・保険業(約71%)、そして1位が宿泊業・飲食サービス業(約87%)ということで、やはり接客業になりますと、身だしなみのルールがあるところが多そうです。身だしなみのルール1つとっても、男女によって決まりが違うこともあるそうです。ある建設業では、男性は作業着かスーツに対して女性は私服。ある公共機関では、男性は長ズボン、女性はスカートと決められています。女性はズボンをはけないということですね。

さらに、シャツはシャツでもある金融業・保険業では、男性は水色、女性はピンクと色が決められているところもあるそうです。身だしなみのルールはいろいろとありますが、多いのが髪に関する決まりということで、例えば、男性は長髪NG。男性は黒髪、女性はあまり派手ではない茶色。7トーンより明るい色はNG。このようなルールがある職場もあるそうです。

ではこの7トーンとは、どんな色味なのでしょうか?美容室でカラーの仕上がりをイメージするときに使うようなカラーレベルスケールで言うと、4と5が大体日本人の地毛だそうです。決まりになっている7というのは、かなり地毛に近い茶色ということです。

このように厳しいルールが決められている職場もあるということですが、こうした7のトーンまでにしてくださいというオーダーをする方で看護師さんが多いということです。
看護師さんのルールは厳しいところも多いようです。例えば明るい髪色NGに加えて、靴下・下着は白のみというルールがある方でしたり、女性まつげエクステNG、男性ひげNGというルールがある病院もあるそうです。