拭いてもニオイ消えない!?“暑さによるストレス”で「夏バテ臭」にも注意
南波キャスター:
夏はヒートショックももちろん気をつけなければいけませんが、ニオイにも注意が必要です。
ニオイというと、汗をかいて「汗臭い」と考えることが多いと思います。それだけでなく、「夏バテ臭」というものもあるそうです。

東海大学理学部化学科の関根嘉香教授によると、▼気温が高い、▼湿度も高い、▼紫外線もある。この“暑さによるストレス”がアンモニア臭を発生させてニオイに繋がっていきます。
そもそも、ストレスがかかるとアンモニアが体内に増加するそうです。暑さもストレスになるので、アンモニア臭が発生する恐れが高まっているということです。
アンモニアは血管の中に存在しているそうです。基本的には蒸発してしまったり、あるいは量が少なければ尿として排泄されたりします。
ただ、アンモニアの量が多くなりすぎると、排出されない分が血液中から皮膚を通って外に出て、ニオイになってしまうということだそうです。体を拭いてもニオイが消えない場合には、気をつけた方がいいということです。
例えば、汗をかいて「汗臭いな」って思うことはあると思いますが、アンモニア臭はやはり鼻にツンとくるようなニオイがポイントだそうです。
この「夏バテ臭」の確認方法は、足の裏のニオイをかぐことです。実は、足の裏にはかなり血管が張り巡らされているそうです。
元々蒸れやすいのでニオイが出がちですが、お風呂あがりに足の裏をかいだとき、ツンとするようなニオイがすると思ったら、アンモニア臭の可能性がありますので、対策をしなくてはいけないということだそうです。

関根教授によると、対策は“暑さによるストレス”を溜めないことだそうです。
▼直射日光を避ける
まずはやはり暑さという意味で、日傘を使用するなど対策を
▼良質な睡眠
エアコンや扇風機を適切に使用してください。
寝ている間にアンモニアは分解されたり、体からなくなったりするそうです。良質な睡眠が取れないと、朝起きたときにアンモニアの数値が高まってしまうので、ニオイに繋がる恐れがあるということです。
▼腸内環境を整える
ビフィズス菌入りヨーグルトもいいそうです。腸でタンパク質を分解するときにアンモニアが発生しやすくなるそうで、ビフィズス菌などを取って腸内環境を整えればアンモニアの発生が抑えられるということです。