およそ2500人が死傷した八幡大空襲から80年となる8日、北九州市八幡東区の公園で慰霊祭が行われました。

北九州市八幡東区の小伊藤山公園で行われた八幡大空襲の慰霊祭には、地元の住民や学生などおよそ200人が参列しました。
80年前の1945年8月8日、アメリカ軍の爆撃機が、当時の八幡市に大量の焼夷弾を投下しおよそ2500人が死傷しました。

公園が整備された場所には当時、防空壕があり、爆撃によって入り口の一つが塞がれ、避難していたおよそ300人が窒息するなどして亡くなったとされています。

八幡大空襲を経験した青木道雄さん(94)
「風が吹く度に「ふいご」のようにひゅーと(炎が)吹き上がってオレンジ色の炎ではありません、青白い炎です。熱風が学校に吹き込んできました」
慰霊祭では、空襲を経験した青木道雄さんが、当時の記憶をもとに描いた絵も紹介され、参列者は平和への思いを新たにしていました。














