鹿児島地方気象台は8日午前4時47分に鹿児島県の薩摩、大隅地方に線状降水帯発生情報を発表しました。
線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていて命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっています。危険な場所にいる人は、直ちに命を守る行動をとってください。
8日はこれまでの1時間に姶良市で111ミリ、霧島市で107ミリ、鹿児島市で91ミリ、曽於市で85ミリの猛烈な雨を観測しています。
6日降り始めから8日の総雨量は霧島市福山町牧之原238.0ミリ、霧島市溝辺157.0ミリ、曽於市大隅145.5ミリ、薩摩川内市八重山131.5ミリ、鹿屋市輝北125.0ミリなどとなっています。
薩摩、大隅地方では、8日昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。7日から8日にかけて予想される1時間雨量は多い所で、薩摩地方70ミリ、大隅地方50ミリ。9日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、薩摩地方200ミリ大隅地方180ミリ。その後、10日0時までに予想される24時間降水量は多い所で、薩摩地方150ミリ大隅地方100ミリ線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒を呼び掛けるともに、落雷、竜巻などの激しい突風に注意を呼びかけています。