もはや“カスハラ”の域…苦情への対応

小川彩佳キャスター:
苦情の電話には誹謗中傷も含まれますし、これはもうハラスメントの域に入ってきていますね。

教育経済学者 中室牧子さん:
ある民間企業が行った、過去3年間にカスタマーハラスメントを受けた人に対する調査で、ハラスメントの内容を聞いてみますと、1位の「長時間拘束して同じ内容を繰り返す」が45%近く、あと40%近くが「侮辱や暴言、名誉毀損」と回答しているそうです。

いま、北海道ヒグマ対策室に寄せられている内容を見ると、まさにそういった内容なので、カスタマーハラスメントと言っても過言ではないと思われます。

これまでは企業を中心に対策してきましたが、これからは自治体や学校など、パブリックセクターでもカスタマーハラスメントの対応というのは重要になってくるのではないでしょうか。

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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者
教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」