毎日の買い物などで見かけるお値段から世の中の動きを読み解いていくコーナー「きょうのお値段」。きょうは「お寿司屋さんが2か月で受け取ったチップの総額」です。

外国人増+新たな会計システムで、寿司店にチップ約31万円

出水麻衣キャスター:
日本のお寿司屋さんが、約2か月で受け取ったチップの総額は約31万円(6月2日~7月31日)。なかなかの金額です。「チップ文化がない日本でなぜ?」と思いますが、もしかしたら日本で“チップ文化”が根付くかもしれないそうです。

約31万円のチップを受け取ったお寿司屋さんは「東京寿司 ITAMAE SUSHI 新宿東宝ビル店」です。約2か月間(6月2日~7月31日)で受け取ったチップの総額が31万1829円となりました。

なぜ、日本の店でチップなのでしょうか?

お客さんの93%が外国人観光客、というのもあるのですが、実は“ある会計システムを導入”したことが大きかったんです。

その会計システムは、「ダイニーモバイルオーダー」です。システムの中に「チップを支払う」機能が追加されました。

例えば、1万円のお会計をする際、「チップで感謝を届けよう」という画面が出てきて、0~25%までチップ金額を選べるようになっています。

お会計が1万円なので、チップ金額は0円~2500円までとなります。

▼「ダイニーモバイルオーダー」のチップ機能 選択画面】
10%:¥1000
15%:¥1500
20%:¥2000
25%:¥2500