「どういった国でチップ文化?」不要論も広がりつつある?

出水キャスター:
そもそも“チップ文化の起源”は諸説がいろいろとありますが、ある海外メディアによりますと、「18世紀のイギリスが始まりではないか」と言われています。

コーヒーショップや居酒屋で、「To Insure Promptness(=迅速さを保証する)」の頭文字、「TIP」が書かれた箱が置かれていて、お金を入れるとサービスが少し良くなって、提供が早くなるといったところから始まったのではないかと言われています。

なお、あくまで諸説あるということで理解していただければと思います。

そんな中、「チップ文化」は海外で根付いているのではと思うのですが、実は今、揺れています。

実際に、どういった国々でチップ文化があるのでしょうか。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏にききました。

▼アメリカ
チップ文化あり

▼ヨーロッパ
チップ文化あり ただし義務ではない

▼アジア・オセアニア
基本的にチップ文化なし インドなど一部地域で可能性あり

▼中東
基本的にチップ文化なし 一部地域で可能性あり(例・ドバイなど)

しかし、現在、このチップ文化が揺れています

鳥海さんによると、「キャッシュレスの普及で払えない場面も出てきていて、チップ不要論が広がっている」とのこと。

さらには、「世界的にみると、義務からお礼に変化」しているということです。

渡航される際は、相場はどれぐらいなのかなど、最新のチップ文化をチェックしていただきたいです。

肉乃小路ニクヨさん:
日本でも最近、推し活文化があって投げ銭とかがあります。なので、もしかしたら、そういう感覚で広がるかもしれないと思いました。

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〈プロフィール〉
肉乃小路ニクヨさん
ニューレディー
銀行・保険会社など金融業界でキャリアを積む
独自の視点で経済・お金・人生観を語る