「クレイジーな状況」 業界関係者の声は…

井上キャスター:
一日を争うわけで、業界関係者の皆さんは大変です。

茨城県常陸牛振興協会の谷口勇事務局長は、牛肉は4か月で37トン輸出しており、税率が26.4%から41.4%に引き上げられると「非常に由々しき問題。輸出にブレーキがかかるかもしれない。今後は東南アジアやイスラム諸国への輸出を増やす」と話しています。アメリカにばかり頼っていられない、という声です。

一方、醤油は税率が3%から18%に引き上げられることになり、日東醸造の蜷川泰輔取締役は「取引先の企業はクレイジーな状況と言っている。少なからず商売に影響する」と話しています。

日本とアメリカに認識のズレがあるなら、早く解消していただかないといけません。本当に解消できるのでしょうか。

肉乃小路ニクヨさん:
日本からもアメリカからも優秀な方が交渉しているなら、言葉の取り違いは考えにくいと思います。

多分、官僚レベルでは合意できていますし、EUも日本の交渉を参考にしてあのような特例装置になっているので、安心していたのではないでしょうか。

アメリカはこんなことをやっていたら世界中の信用を失ってしまって、大丈夫なのかとむしろ心配になります。

出水麻衣キャスター:
アメリカの事務方がわからなくなってしまって書き換えたのか、それともトランプ大統領がひっくり返したのか、それすらもわかっていません。どこで詰まっているのか、我々としても早く把握していきたいですよね。