山口県下関市に住む無職の90代の女性が、息子を名乗るオレオレ詐欺で、現金300万円をだまし取られたことが分かりました。
警察によると先月14日、女性の自宅に息子を名乗る男から電話があり、「株で800万円もうけたので、そのうち300万円をお母さんにあげる。このあと、証券会社から電話がある」などと伝えられました。
その後、証券会社の社員を名乗る男から電話があり、「今回の件は脱税になり、息子さんの口座が凍結されている」と言われ、さらに、息子を名乗る男から「凍結された口座を解除するのに300万円が必要」などと伝えられました。
話を信じた女性は15・16日、自宅に来た弁護士事務所の関係者を名乗る男に2回にわたり現金を手渡し、だまし取られました。
警察では、家族を名乗る者から「お金を準備してほしい」「家族以外の者にお金を渡してほしい」などと電話があった場合には、周りに相談するよう呼びかけています。