運搬・管理の自動化!

<尾本さん>
「ランナーが成形されてきて、青いコンテナに収納されていくんですけど、その作業も自動化されていて、コンテナを運搬する作業も自動化されているんです。その運搬作業をするのが私たちの上にある『天井搬送台車』になるんですけど、こんな感じで降りてきまして、青いコンテナを格納していきます。また再び上に戻っていって、ここから倉庫の方に運んでくれるんです」
<青木アナウンサー>
「上で運ぶんですね」
<尾本さん>
「そうなんです。動線が天井にあることなどで、空間の有効活用になっています」

全部で15台ある天井搬送台車がこの工場で初めて導入され、作業の効率化が進んでいます。
<尾本さん>
「他にも色々自動化されていて、AGVという無人搬送機になるんですけど、指令を受けると金型や原料・完成品などを無人で運搬する機械となっています。PDIIでは全部で11台が稼働しています」

<青木アナウンサー>
「AGVもカラフルですね」
<尾本さん>
「カラーリングも様々で可愛らしい感じになっています」

Q.AGVが行った先のフロアは何ですか?
「あそこは自動倉庫になってまして、1階から3階までを縦断する大きい倉庫で、原料や金型、出庫するプラモデルなどを全部自動で管理しているので、指定の棚に運搬したり、自動で出したり、色々自動でやっている」
数々の自動化によって、現場では全体の作業を約3割削減できるのではとの声も上がっています。

また、これまでは製品のラッピングや箱詰めを別のメーカーに委託していましたが、新工場では生産から出荷までを全て工場内で完結させることができるようになりました。運送コストや排気ガス削減の効果もあり、持続可能なものづくりにつながっています。

<尾本さん>
Q.新工場を見させていただきましたが、今後どういう風に盛り上げていきたいですか?
「新工場内に9月2日に開業するBHCPDIIミュージアムというものがあるんですけど、そこではプラモデザイナー体験とかもできたりして、バンダイスピリッツのプラモデルの進化と挑戦の過程だったりとかを実際に見て学んで体験して、よりものづりの楽しさだったり魅力だったりを感じていただければ嬉しい。私たちLINKL PLANETも宣伝大使として、新たなプラモデルの一面を伝えて行けるように頑張りたい」
<荒井さん>
「ガンプラを初めとしたバンダイスピリッツのプラモデルを安定的に供給するための新工場だと思うので、このまま世界中の皆さんと一緒にプラモデルをたくさん組み立てられたらと思いますし、長く楽しみたい」
9月2日には工場最寄りの長沼駅が、副駅名「バンダイホビーセンター前」となります。世界中にファンを持つガンプラが模型の世界首都・静岡を引っ張ります。