広島に原爆が投下されて6日で80年です。
山口市で犠牲者を追悼する式典が開かれました。高校生も参加し、平和を願うバトンを受け取りました。
式典は山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑で行われ、被爆者や遺族などおよ40人が出席しました。
高校生2人が、水を求めて亡くなった人へ水を供え、参列者が献花をしました。
広島に原爆が投下された8時15分に黙とうがささげられました。
曽祖父が広島で被爆 渡邉皓成さん(高校2年)
「自分自身の体験で身をもって活動することによって、心に一生残っていくものだし、テレビとかを通じてたくさんの人に伝わってほしい」
1歳で被爆 山口市原爆被害者の会 永野和代会長(81)
「核兵器はいらないんだなというのが分かっていただけたら、うれしいなと思います。後世に話し継いでいただきたいと願っています」
式典の後、原爆死没者之碑に移動し犠牲者を追悼しました。
ゆだ苑によりますと、山口県内で被爆者健康手帳を持っている人は1377人で去年よりも138人減りました。平均年齢は87.05歳と高齢化が進んでいます。
参列者は核兵器廃絶や平和への思いを新たにしました。