記録的な暑さが続くなか、熱中症で救急搬送される人が後を絶たない。今年6月には、熱中症になるリスクが高い職場で働く人を守るため、企業の対策が義務化された。炎天下で作業を行う現場ではどんな対策が取られているのか、取材した。
カメラはまず那覇市消防局の指令センターへ。1日約100件もの119番通報を受理している。取材を始めるとすぐ、熱中症が疑われる通報が入った。
▼通報を受理する通信指令員
「119番消防です。火事ですか?救急ですか?」「熱中症のような症状…具体的にはどのような感じ?起立できない…意識はあります?」
屋外で動けなくなっている50代の男性がいる、という通報だ。