子どもがカブトムシ離れ “外出キャンセル”が影響か

山形キャスター:
厳しい暑さの影響で、外で遊ぶ機会が減っている子どもたちにも変化が起きているようです。

プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんによりますと、「子どもの“カブトムシ”離れが進んでいる」と指摘します。

子どもたちと昆虫観察を行うなかで気づいたというのですが、▼暑さで外遊びが減ったり、▼虫嫌いな親が増えたりして、カブトムシなどに触れない子どもが増加しているということです。

実際、ある調査によると「昆虫をつかまえたことがほとんどない」と答えた子どもは▼2012年は19.9%だったのが、▼2022年には31.5%に増えたというのです。(出典:国立青少年教育振興機構/2022年度調査より)

この現状にプロ・ナチュラリストの佐々木さんは「昆虫の大切さや面白さを多くの子どもに気づいて欲しい。今後も観察会などを行っていきたい」と話しています。

井上貴博キャスター:
子どものときは昆虫に触れたのに、大人になると触れなくなるということがありますが、今の子どもはもう大人のような状態になっているのですね。

料理研究家 浜内千波さん:
私の夫の話では「家の近くの公園にはカブトムシがたくさんいるのに誰も触らない」と言っていました。時代が変わったのかなと思います。

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<プロフィール>
浜内千波
食品企業のコンサルをしながら40年以上料理教室を主宰
日々役立つ家庭料理を中心に伝えている