青いレモン「グリーンレモン」の収穫が最盛期を迎えています。2025年は成長がやや遅れていたということですが、生産者の手間暇かけた手入れもあり、2024年より多い出荷量を見込んでいます。

(リポート 松岡葵 アナウンサー)
「収穫が行われている、こちらのハウスにお邪魔します!あ!入ったら一気に、柑橘のさわやかな香り!その正体はこちら!緑の皮で覆われた、グリーンレモンです」

JA高知県香美地区では、果樹部温室レモン部会の生産者15人が、およそ190アールのハウスでグリーンレモンを栽培していて、今、収穫の最盛期を迎えています。このうち、近森寛臣さんのハウスでは近森さんが大きさや皮のツヤなどを確認しながら、ひとつひとつ手作業でつみ取っていきました。

通常の黄色いレモンよりも早い時期に収穫されるグリーンレモンは、香りが強く、果汁がたっぷり。レモネードやレモンスカッシュにすると、さわやかな香りが口いっぱいに広がり、暑いこの時期にピッタリです。2025年は、梅雨明けが早かったことや日差しが強いことなどから成長がやや遅れていましたが、徹底した水管理や遮光ネットをかぶせるなど生産者の丁寧な手入れもあって例年どおりの品質に。出荷量は、香美地区全体で2024年よりおよそ10トン多い、50トンを見込んでいるということです。

(JA高知県香美地区果樹部温室レモン部会 近森寛臣 部会長)
「夏場に暑いハウスの中で、汗だくになって収穫しています。グリーンレモンは香りもよくて、味もさっぱりしていますので、この夏にはぴったりだと思います。飲み物や食事にレモンを絞って、おいしく食べてもらいたいです」

収穫は10月中旬まで続く見込みで、高知県内の量販店のほか、東京や大阪、名古屋などの都市部でも販売されるということです。