参政党の神谷代表がきょうの参議院・予算委員会で初めて質問に立ち、日米関税交渉の合意について「条件が良いとは思わない」と石破総理に迫りました。

きょうの参議院・予算委員会。国民民主党の牛田茉友議員が出席したほか、チームみらいの安野貴博党首が傍聴に訪れるなど、参院選で初当選した議員の姿も見られる中、初めて質疑に立ったのが参政党の神谷代表です。

参政党 神谷宗幣 代表
「『日本人ファースト』というキャッチコピーを掲げて選挙を戦い、たくさんの国民の方から支援を頂きました」

参院選で大幅に議席を増やし会派を結成したことで、予算委員会で質問の機会を与えられた参政党。初の質疑では、日米関税交渉をめぐり、石破総理に迫りました。

参政党 神谷宗幣 代表
「不平等条約みたいなものを一方的に押しつけられたような感覚を持っている国民も沢山いると思います。今回の取り決めを私は守る必要ないと思うんですね。いかにこの15%をゼロにしていくかという交渉を、これから政府をあげてやっていく必要があるんではないか」

石破総理
「関税交渉は我が国最大限の努力を致しましたし、これがお互いにプラスになるようにしていく。今後もそれが下がるよう努力は致してまいりたい」

また、神谷代表はアルゼンチンがWHOから脱退を表明するなど、トランプ政権の政策に倣うことで関税交渉を優位に進めているとして、トランプ大統領は「踏み絵を関税でやっているように見える」などと指摘しました。

質疑を終え、神谷代表は…

参政党 神谷宗幣 代表
「総理がおっしゃるように日本とアメリカ、特別な関係であるんであれば、特別な条件を引き出してこないといけないのであって、それに向けて赤沢大臣に頑張っていただきたい」

参院選で台風の目となった参政党は、今後、国会審議の場でも存在感を示していけるのか、真価が問われます。