豪華絢爛な飾りが特徴で、大分県宇佐市長洲地区に伝わる初盆飾りの御殿灯籠が市役所に展示されています。
宇佐市長洲地区では、初盆の伝統行事として御殿灯籠を飾って、故人の霊を慰める風習があります。地域の風習を広く知ってもらおうと宇佐市役所には4日から幅2.7メートル、高さ2メートルの1基が展示されています。

御殿灯籠は五重の塔や、神社仏閣など豪華絢爛な飾りが特徴で、墓前まで運んで燃やす精霊送りは、国の選択無形民俗文化財に指定されています。
(長洲御殿灯籠製作所 加嶋洋喜さん)「通常は赤と白を塗っているんですけど、今回は展示ということで、茶色を主に使った灯籠にしています。市内の方は見る機会がなかなか無い思うので、今回展示させていただいています」
御殿灯籠は8月15日まで宇佐市役所に展示されています。