広島の復興を支えたもう一つの物語
7月23日、被爆から80年の節目となることしにもう一つ、人々の復興を支えたものを被爆電車で伝える催しも開かれました。
主催したのは広島市水道局です。原爆が投下された日に被爆し、火傷を負いながらも、1人の職員が懸命に復旧作業を行い、市民を潤した「命の水」の物語を紙芝居で伝えます。

紙芝居
「機械の間にすり込んでいるガラスの破片を一つ、一つ、手で取り除きます」
「うごくかのぉ~動いてくれぇ~」
「堀野さんの指先は切れて真っ赤です」
「ついにポンプの一台が生き返ったのです」
「やった!動いた!」
水道局と電車。垣根を越えて広島の復興を伝えるこの取り組みに参加者は・・・
参加者
「今年は被爆80年なので、乗ることができてすごくうれしい」
参加者
「いろんな人たちの苦労があり、広島が復興したということが実感できたので、良い時間だったなと思う」
被爆から80年。人々の足として復興を支えてきた路面電車は、これからもこの街の進化を支えていきます。