決勝は3年生9人をスタメン起用

背番号2ケタの下級生がスタメンに名を連ねる中、他の3年生も高い意識を持って試合に臨んできました。その姿に精神的な強さを感じた川崎監督は「最後は最上級生の力が必要」と判断し、決勝では3年生9人をスタメンに起用。見事、甲子園への切符をつかみました。

辻田拓未:
「3年生はまったく腐らずにやってくれているので一体感というのは甲子園で大きな力になると思います。まずは1勝を目指して正々堂々とプレーしていきたいと思います」

明豊投手陣は、エース・寺本を中心に県大会5試合で8失点。左の技巧派・大堀羚斗(3年)と右の本格派・大浦崇輔(3年)がエースを支えます。

大堀羚斗:
「大浦も寺本も調子が良くてピッチャー陣は良い感じです。甲子園では良いバッターが多いと思うので、インコースの真っすぐを使って抑えたいです」

大浦崇輔:
「持ち味としてはストレートで押すというところを重視してやってきて、任せられたポジションで全力で投げたいと思います」

全員でのレギュラー争いから甲子園にたどり着いたこの夏。部員92人が支えあう“全員野球”で、3年ぶりの初戦突破を目指します。

岡田晴樹主将:
「甲子園での一番の目標は優勝ですが、まずは一戦一戦を勝ちに行くというのをしっかりしたいと思うし、今まで支えてくださった方々に恩返しができるよう、大分・別府の皆さんに勇気を届けられる試合をしたいと思います」