夏の全国高校野球は5日に開幕。今年も大分県代表として明豊が出場します。県大会5連覇という偉業を成し遂げたその陰には、スタメンを外れた3年生の支えがありました。

背番号2、悔しさもサポート役に

大分大会で明豊は、大分舞鶴との接戦を制し、5年連続の優勝を達成。この1年間、全員でレギュラー争いを続けたチームは、県大会から甲子園に向けてメンバー1人を入れ替え、最後まで熾烈な競争を繰り広げてきました。

岡田晴樹主将:
「試合に出るメンバーだけでなく、チーム全員が自分の役割をわかっていて、試合に入ったときも自分の役割を果たしてくれるので、そういうところが良いチームだと思います」

県大会ではメンバー20人のうち、3人が1年生。中でもキャッチャーの宮元は、5試合中4試合で先発出場。背番号2をつける3年生の辻田拓未は、悔しさをにじませながらもサポート役に徹底し、勝利につなげました。

辻田拓未:
「1年生がどれだけベンチに入っても、3年生は文句ひとつ言わずに応援に徹してくれました。悔しい思いが続いたんですけど、自分が腐ったらチームが良くならないので、チームのために頑張ってきました」