福利厚生充実させるも・・・保育士不足で受け入れられず

0歳児~5歳児まで約310人が通う、福岡市城南区の「仁愛保育園」です。
この保育園では、生活習慣を丁寧に育てる保育方針を重視し、2025年度は定員以上の入園の申し込みがありました。
しかし、保育士不足から約10人を受け入れられませんでした。

仁愛保育園 石橋啓祐 副園長
「できれば受け入れてあげたいなという思いは本当にある。けどなかなか人材が集まらない」

保育士の離職を防ぐため、保育園ではシフト制の勤務体制に変更し、園児の体調を管理する看護師が常駐。

さらに、200円ほどで食べられる社食を用意するなど、福利厚生も充実させました。
仁愛保育園 石橋啓祐 副園長
「やっぱり心の故郷、子供たちの心のふるさとですので、それやっぱりずっと残してあげたいっていう思いがあります」
存続の危機に直面する保育園。保育士の待遇改善や少子化対策などが重要な課題となっています。