5日に開幕する夏の甲子園。未来富山は10日の大会6日目の第3試合で山口代表の高川学園と対戦します。

3日に大阪市内で開かれた甲子園の組み合わせ抽選会には都道府県大会を勝ちあがった49チームが参加しました。

富山大会で創部8年目にして悲願の甲子園初出場となる通信制高校の未来富山の初戦は大会6日目の10日、4年ぶり3度目の出場となる山口代表の高川学園と対戦することが決まりました。

高川学園野球部は創部123年目と伝統ある野球部です。

ことしのチームは、どこからでも得点が期待できる切れ目のない打線が持ち味で、キャプテンで4番の遠矢文太選手は山口大会では17打数6安打11打点とチームの打点王。

投手陣は最速146キロを誇る右投げの木下瑛二投手とエースナンバーを背負う左投げの松本連太郎投手とのダブルエース。松本投手はカーブやチェンジアップなど4種類の変化球を織り交ぜながら直球で鋭くコースを突くのが特長です。

山口大会の決勝もキャプテン遠矢選手を中心とした強力打線が機能し、序盤から相手を圧倒。Wエースが要所を締め甲子園にコマを進めました。

高川学園(山口) 遠矢文太主将
「左右のダブルエースを中心にしっかり守備を固めて、どこからでも得点を狙える打線がことしは特長です。まずは甲子園で2勝という風に目指して頑張っていきたいと思います」

未来富山はダブルエースから先取点を奪って試合の主導権を握れるかが鍵となりそうです。

未来富山 松井清吾主将
「エースの江藤を中心に守備からリズムを作って打線もつながりがある打線なので自分たちの野球を甲子園でも発揮したい。富山県勢初のベスト4を目指す」

夏の甲子園は5日に開会式が行われ、未来富山と高川学園の試合は大会6日目、10日の第3試合で午後4時15分からです。