青森県東通村の尻屋漁協で生産された「酒かす」を有効活用した養殖ウニの販売が、このほど行われ直売所を訪れた人たちが、通常よりも身入りの良いウニを買い求めていました。
直売会に出された酒かすウニは、青森県産業技術センター食品総合研究所が東通村の協力を得ながら、尻屋漁協で6月から養殖生産を行ったものです。
酒かすを与えることで、コンブを与えた場合よりも、2%ほど身入りが良いことが特長です。7月29日の販売会では60皿分、120個のウニが用意され、約1時間でほぼ売り切れました。
青森県技食品総合研究所 油野 晃 研究開発部長
「どちらかというと、ちょっとあっさりした感じなので、磯臭さがなくて、ウニが苦手な人でも食べやすいと思います」
研究所では、ウニの身入りが悪くなるとされる冬の時期でも酒かすを与えることで、ウニの成長につながることを確認しているということで、今後、冬の時期の販売も検討しています。














