2日間だけの営業です。日本一営業時間が短いJRの駅として知られる、香川県三豊市の津島ノ宮駅が今年も開業しました。

三豊市三野町に開設された、津島ノ宮駅です【画像①】。JR予讃線の海岸寺と詫間の間に設けられた臨時の駅で、きょう(4日)、あすの2日間のみ営業します。
日本で一番営業時間が短いJRの駅として全国に知られていて、鉄道ファンや夏休みの家族連れなどで混みあいました【画像②】。

(大阪からの)
「大阪から来ました。朝4時に(出て)」
「インスタグラムで見て、すごく素敵だなと思って。年に2日だけって書いてあったので、連れて来たくて、見せてあげたいなって(Q.子どもの神様だそうです)そう、なので、連れて行きたいなと思って」
目的は、瀬戸内海に浮かぶ島の神社への参拝です。
(米澤秀敏記者)
「本殿がある島までは約250mあります。その島に渡るための橋がきょうとあすの2日間だけかけられるということなんです」【画像③】

橋を渡ると幸せが訪れるとされています。島に鎮座する津嶋神社で、8月4日と5日に行われる夏の大祭です。津嶋神社は古くから「子どもの守り神」として信仰を集めていて、訪れた人たちは子どもの健やかな成長を願いました。
(高松から)
「子どもたちが病気やけがなくすくすくと育つようにとお祈りしてきました。2日間ですけど、貴重な時期ですので」

大正時代から100年以上続く津島ノ宮駅です。限定で用意された記念の入場券【画像⑤】には長い行列ができました。

(津島ノ宮駅を管理する多度津駅 佐野浩二駅長)
「ここ数年、営業時間が日本一短いと全国的に有名になりまして。2日間だけなので、多くの人に来てもらえたら」

地域の神社の祭りにあわせた、2日間の臨時駅。今年ものべ50本以上の列車が停まり、夏の思い出を提供します。