大型帆船「海王丸」の歓迎セレモニーが1日、岩手県宮古市の宮古港で行われました。津波の影響で1日遅れのセレモニーです。

海王丸は全長110メートルの大型の帆船で海洋技術を学ぶ大学生や商船学校の生徒たちが訓練を行う練習船です。

宮古港への入港は8年ぶりでしたが、7月30日に宮古湾で実習中に津波注意報と警報が相次いで発表されたため、沖合へ避難することに。同じく避難した漁船の乗組員の対応を見た実習生は、刺激を受けたようです。

(海王丸 岩崎裕行船長)
「地元の漁船は動きが早くて皆さんすぐに移動されている。われわれも最短の準備をしてすぐにいかりを揚げ沖に出て待機した」

注意報解除で藤原ふ頭に入港したのは7月31日午後6時となり、午前中に行われる予定だった歓迎セレモニーが1日遅れの開催となりました。