こうなるともう神頼みしかありません。雨が降らず水不足が拡大する中、鳥取県倉吉市で「雨乞い」が行われました。

31日、倉吉市のJA鳥取中央で行われたのは「雨乞い」です。

生産者やJA関係者などおよそ70人の前で披露されたのは北条砂丘太鼓。

その昔、「北条砂丘の嫁殺し」とまで言われた水汲み労働にあえぐ農民が、雨乞いを祈願して打ち鳴らしたとの言い伝えがあるということです。

倉吉では先月、平年のおよそ1割ほどしか雨が降っておらず、農作物への影響が懸念されています。

敷地内にある神社では神事が行われ、神職が祝詞をあげたあと関係者が玉串をささげ、1日も早く雨が降ることと豊作を祈願しました。

JA鳥取中央 戸田勲 代表理事常務
「とにかく早く雨が降ってみんなが喜んでいただけるような形にしたいが、これも天に頼むしかない、我々の力では限界があります。それをきょうみんなで祈った」

雨よ降れ…関係者の切なる祈りが天に届くことを願うばかりです。