日本高校野球連盟は1日、第107回全国高等学校野球選手権大会に出場する未来富山について、部内暴力で野球部部長が3か月の謹慎処分を受けたことを発表しました。

学校によりますと、ことし4月下旬に部員2人が寮生活の中で口論となり、このうち1人が相手のでん部を蹴ったということです。

被害を受けた部員にけがはなく2人が和解したこともあり、野球部長は事態を把握していたものの、富山県高野連に報告をしませんでした。

日本高野連が報告義務違反として日本学生野球協会審査室に処分を申請し、1日、緊急の会議を開き野球部部長に2日から3か月の謹慎処分を下す決定をしました。

チームや当該の選手は5日に開幕する夏の大会に出場できますが、部長はすでにチームを離れているということです。