雨が降りません。その影響が1日初出荷を迎えた山陰の夏の味覚にも影響を及ぼしています。
1日鳥取県琴浦町で出荷が始まったのは、"ハウス二十世紀梨"。
露地ものよりひと足早く出荷してお盆の時期に食べてもらうナシで、22戸が栽培する琴浦町が県内一の産地です。
1日、初出荷出発式が行われ、トラックのドライバーに記念のナシが贈られました。
JA鳥取中央琴浦梨生産部 藤井憲人 部長
「大変雨が少なく猛暑の中、ナシが育った。糖度があるけど例年に比べると少し小さい玉で選課作業が始まっています」
関西や中国地方の市場に盆前まで出荷が続きますが、雨不足の影響は小玉傾向にとどまりません。
JA鳥取中央琴浦梨生産部 藤井憲人 部長
「この暑さでハダニ、ダニが湧いている」
葉を枯らしてしまうハダニが、例年に比べて多く発生していて、放置すれば、ナシの糖度が落ちたり、葉が落ちる原因にもなります。
JA鳥取中央琴浦梨生産部 藤井憲人 部長
「葉っぱが落ちてしまうとナシの花が咲くんですよ。咲いちゃうと、来年の花になる芽がなくなるので、来年にも影響してくる」