今年も子どもたちが頑張りました。鹿児島市の小学生が、桜島から磯海水浴場までの4.2キロを泳いで渡る「錦江湾横断遠泳」にチャレンジしました。

(児童童代表6年生)「この錦江湾を完泳することを誓います」

今年で71回目となる清水小学校の「錦江湾横断遠泳」。今年は初参加24人を含む4年生から6年生までの52人が挑戦しました。

スタート地点には双眼鏡を手に、心配そうな様子で待つ人が。4年生の孫・遥陽君の初挑戦を見守りに曽於市から来た野呂さん夫婦です。

カムチャツカ半島沖の地震に伴う津波注意報で、一時、開催が危ぶまれていましたが…

(Q.津波も心配だったのでは?)
(曽於市から孫を応援 野呂健一さん)「(解除されて)よかったです」
「初めてなんですよ。どうでしょうか、大丈夫でしょうかね…」「遥陽君頑張ってー」

4.2キロの先の磯海水浴場を目指して海へ。

(記者)「磯海水浴場からも児童たちの姿がはっきりと見えている」

磯海水浴場では、清水小学校吹奏楽部のメンバーが、演奏でエールを送ります。
挑戦した52人全員がおよそ2時間で無事、泳ぎ切りました。

野呂さん夫妻の孫・遥陽君も充実した表情です。

(4年生・初挑戦 永吉遥陽さん)「海の中はとても楽しかった」

(曽於市から孫を応援 野呂光子さん)「大感動だった」

(曽於市から孫を応援 野呂健一さん)「人生74年、こんな感動はなかった」

(4年生・初挑戦)「結構きつかった。出だし波が高かったので泳ぐのに一苦労した」
(父親)「すごくこっちが勇気づけられた、これから自分が頑張らないと」

(6年生・3年連続で挑戦)「楽しく泳げた。みんなで泳げて一生の宝物になった」

真夏の挑戦を終えた児童らは、達成感にあふれていまました。

きのう31日、津波注意報で延期となった鹿児島市・松原小学校の横断遠泳は、あす2日開催されます。