中国東部の蘇州市で日本人親子が襲われる事件がありました。蘇州市では去年も日本人親子が襲われる事件があり、上海にある日本総領事館が状況の確認を進めています。
上海にある日本総領事館によりますと、きのう夕方、中国江蘇省・蘇州市の地下鉄駅構内で、日本人の親子が襲われ、母親が石のようなもので殴られけがをしました。
容疑者は逃走中のため、日中関係筋は、日本人を狙ったものかは分からないとしています。現在、警察が身柄の確保に向け対応しているということです。
蘇州市では去年6月にも、日本人学校の送迎バスを待っていた日本人親子が切りつけられ負傷し、制止しようとした中国人女性が死亡しています。
中国では先週から南京事件を題材にした映画が公開されているほか、9月には軍事パレードなどの行事を予定していて、大使館や総領事館は反日感情の高まりに注意するよう、現地の日本人に注意を呼び掛けています。
中国に進出している日系企業が参加する「中国日本商会」は1日、去年の江蘇省蘇州市と広東省・深圳市での事件に続いて、再びこのような事案が発生したことについて、「中国にある日本企業にとって、社員とその家族の安全確保は中国でビジネスを行う上での基本であり、極めて遺憾だ」とするコメントを発表しました。
そのうえで日本政府や大使館、中国の中央・地方政府などに対し、「邦人の安心・安全確保を強く求めるとともに、事件の背景を含めた詳細情報を速やかに明らかにすることを求める」としています。
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